Vol. 1
●国内のロック系のアーティストのジャケット作品です。LPとCD両方のジャケットを制作した作品もあります。
日本のロックシーンでは一世を風靡したアンセムなど、ジャケットにはこだわりの多い方たちの仕事ですので、
ジャケット制作にもとても気を使い、何案も出したり、やり直しの多い仕事が印象に残っております。
ANTHEM / THE SHOW CARRIES ON! アンセムのLPレコードとCDのジャケットです。海外でのライブ・レコーディングのアルバムです。ジャケットに使用した写真は、スタジオでセットを組んで撮影したのですが、古く錆びた鉄板の上に釘でANTHEMのロゴとタイトルとメッセージをひとつひとつ彫って描いていったモノです。そこに鉄格子のように見える棒を立てて、ライティングして、こんな感じに仕上がりました。彼らのイメージするコンセプトを生かした雰囲気になっております。 LP+CD KING RECOARD |
ANTHEM / GYPSY WAYS アンセムのLPレコードとCDのジャケットです。ジャケットに使用した写真は、これもスタジオでセットを組んで撮影しました。ジプシーの占いみたいな感じがテーマでしたので、かなり年配の方の女性モデルさんにお願いして、手タレとして来ていただき、年期の入ったローソクにワラで火をつけているといったシーンを撮りました。全体のバックの模様にもジプシー系の方の衣装のパターンをひき、彼らのイメージするジャケットに仕上げたモノです。 LP+CD KING RECOARD |
ANTHEM / HUNTING TIME アンセムのCDのジャケットです。ジャケットに使用した写真は、まず、立体イラストレーターの宇都宮氏にお願いし、アンセムひとりひとりをチェスの駒のようなイメージで制作していただきました。ただの普通のチェスの駒では面白くないので、オリジナルっぽい感じに作っていただき、それを真っ赤な布のドレープ上に並べて撮影しました。最近またアンセム復活して活動されているようで、ちょっとうれしい限りです。 CD KING RECOARD |
VIENNA / OVERTURE=序章 日本のプログレ・バンドのヴィエナのアルバムです。メンバーは全員かなりのキャリアの持ち主でした。ちょっと勉強不足で、彼らの存在を知ったのは、この仕事でしたが、後になってさらに、なかなかのやり手ミュージシャン達だと知りました。ジャケットはイラストでロゴが海の波に浮かんでいるシーンを描いているのですが、これはイラストレーターの宍戸アキラ氏の手によるモノです。CGでないイラストのタッチが、なんだか暖かみを感じます。 LP+CD KING RECOARD |
KACTUS / KACTUS KAFE まさに典型的なウエスト・コースト・サウンドを聴かせてくれる、カクタスです。ベテランのミュージシャンのグループで、イーグルスがかなり好きな方達ですので、ジャケット用にカリフォルニアに行って撮影してきました。撮影は同行したスタッフのデジカメです。サボテンのある風景の中に、KACTAUS KAFEというお店があり、これがまたいい雰囲気だったようで、今回のアルバムテーマになったようです。ジャケットもイーグルスっぽさ出しました。 CD NEOPLEX |