1. End of the darkness
アルバム1曲目の、この曲は、Rie a.k.a. Suzakuが、最近手にした、シェクターの7弦ギター、「HELLRAISER C-7 FR」、しかも半音下げチューニングで、低音のエッジの効いたリフと、印象的なギターソロ、ヘビーな音質だけでなく、クリーントーンも効果的に使った、絶妙な曲だ。featuring vocalには、盟友、若干ハタチの「IBUKI」が熱唱。彼女は、以前、Rie a.k.a. Suzakuが組んでいたバンドで、一時ヴォーカリストとして参加していた、シャウト系の、当時の、「浜田麻里」を思い出させてくれる、エッジの効いたハイトーン・ヴォイスを得意とする、今後期待のロック・シンガーだ。目に見えない闇に向かって突き進んで行き、その果てに未来が見えてくるのか!これは現代社会に対する不安感や、政治的なメッセージをも含む、本人の感じた憤りや怒り、そんなテーマの曲となっている。CDを手にした多くのリスナーから、完成度の高い楽曲との評判を得ている。YouTubeなどにも、ライブやスタジオリハーサル・シーンで構成された、PVがアップされているので、必見! http://www.youtube.com/watch?v=Z0zNdXuIklg
2. Chaos
Chaosと題された、この楽曲の意味は、おそらく、「決定論的予測不可能性」。壮大なスケール感を感じさせ、かつ印象的なソロを盛り込み、どっしりと構えた、ベビー級の王道の楽曲である。後半は疾走感も感じさせ、抜群の構成力で、聴くものを、Rie a.k.a. Suzakuの世界に浸してくれる。ギターは、USA製 Jackson Randy Vを使用。ジャクソン社から販売されている、ギタリスト「ランディ・ローズ」のオリジナル・シェイプで、ドクロのペインティングのされた、Rie a.k.a. Suzakuのお気に入りギターだ。数年間使用している中で、ピックアップなど、数カ所の手を加えている様子。featuring vocalは、数々のバンド経験を持ち、メジャーデビューも果たしている、「Dia」。彼女は、Gothic metal band「Darkness Rose」のヴォーカル、Classical crossover unit「Sala Stayme EVERIS」のヴォーカルという、多面な活躍をされている、スーパー・テクニカル・ヴォーカリストだ。Rie a.k.a. Suzakuが、かつてヴォイストレーニングを習っていた、先生でもある。そんな経緯もあって、オフステージでは、バンドメンバーも含め、「先生」と呼ばれている。野太い、中低域のメロディーラインを奏でる際の彼女のヴォーカルは、ゾクッと切り込んでくるような印象で、鳥肌ものである。